今月の着物でお出かけは、メンバーの都合が合わず、2人だけになってしまった。浅草を巡る予定だったが、近場でのランチに変更。それで、一度行ってみたかった“ラシーヌ”のランチに、お付き合い頂くことに。

込み合うからと、早めに出かけたつもりが、11時20分に到着すると、すでに満席！その上、ウェイティングが2組。開店からまだ20分しか経っていないというのに、凄い人気！ウェイティングの椅子に座り、話し込んでいると、程なく待席も一杯に。ますます凄い！
こういう状況に、お店は慣れているのだろう。待ち時間を長く感じさせない気遣いか、ウェイティングの間に、パンの試食や、あたたかい紅茶のサービスがあった。

30~40分ほど待って、漸くテーブルに。ウェイティングの間にオーダーを取ってくれたので、すぐにスープが運ばれてくる。
私が注文したのは、“無農薬野菜のサラダランチ(¥980)”。スープに続いて、25cmほどのお皿に、圧倒される程の量の野菜とシーフード（アサリ＆小柱）が盛られた、メインのサラダが出て来た。もの凄いボリューム！思わず、「わ〜っ、凄い！」。一緒にパンのお皿も運ばれてくる。パンは焼き立てが3種類。
サラダには大きくカットされた、なす、大根、レンコン、カブ、ごぼう、さつまいも、トマト等が、ごろごろ。アサリと小柱もたっぷり乗っていて、このサラダ、食べても食べても減っていかない！時間を掛けて、なんとか完食。ドレッシングとシーフードはしっかり目の味付けだったが、大根、レンコン、カブ、ごぼう、トマトが、生でさっぱりしていたので、味のバランスを取りながら、おいしく頂けた。でも、折角の焼き立てパンまでは手が回らず、お持ち帰りさせて頂いた。

確かにボリューミーなランチではあったが、食いしん坊の私がこんなにお腹いっぱいになってしまったのは、多分ぎゅっと締めた帯のせいでもある。今度はもっとラフな服装で出かけて、思いっきりお料理を堪能したい。

鎌倉でもう一軒、どうしても行きたかったパン屋さん、“KIBIYA BAKERY”。去年の夏に訪れてから、是非もう一度行ってみたいと思っていた。
昨日、2度目だから大丈夫と、お店情報を何も持たずに向かうと…。この辺りと思っていた場所にお店が無くて、うろうろ。誰かに聞いてしまおうかとキョロキョロしているところで、トレードマークの猫の看板を発見。ホッ。
タイミングが悪かったのか、並んでいるパンの種類は少なめ。去年、おいしいと思ったパンが無い…。迷った挙げ句、4つのパンを選ぶ。
今日は、その“KIBIYA BAKERY”のパンで朝食。
あたためている時から、天然酵母パン独特の、酸味のある香りが漂っていたが、レーズンのパン(右)を口にすると、酸味のある味わい。けれどその酸味で、レーズンの甘みが強調され、酸味とあまみがマッチし食べやすい。
胡麻のパン(左)は、しっとりもっちり。食感はとても良いが、こちらは、レーズンのパンのように甘みが無い分、酸味が少し気になる。これは、野菜たっぷりのサンドイッチにしたらおいしそう。

暮れも押し迫った慌ただしい時期に、今日から夫婦で、一泊二日の忘年会を兼ねた鎌倉旅行。フリー切符片手に、江の電を乗ったり下りたり。
12月に湘南を訪れるのは初めて。冬晴れの空は、澄んだ青。キラキラとした日差しが心地良い。けれど…、季節柄なのかそれとも今日は特別なのか、何処を歩いても、飛ばされそうなほどの強風が吹き荒れている。寒い！！！
七里ケ浜で江の電を降り、鎌倉プリンスホテル横の坂をずんずんと登っていく。坂の途中は、山を切り開いたような風景。こんなところにお店があるの？と思いながら坂を上り切ると、急に民家やお店が立ち並ぶ場所が現れる。その、坂の上の街にあるのが、安全にこだわったパン屋さん、“リュミエール・ドゥ・ベー”。

中に入ると、そこは2、3人でいっぱいになってしまうような小さな空間。そこに、雑貨屋さんに置かれた小物のように、可愛くて魅力的なパンが並んでいる。どれも食べてみたくて、なかなか決まらない。「これはどういうパンですか？」と尋ねると、お店の方がとても丁寧に説明して下さる。余計に迷う。すぐに食べるパンと明日持ち帰るパンとを、なんとか選ぶ。

お店を出て、通りのベンチに座ってランチ。買ったパンを早速頂く。
トマトのフーガス（写真上　中央）は、ドライトマトの味がとてもよく、この味が、シンプルな生地とマッチ。一手間かけた、お料理のような味わい。
カレーパン（写真上　左）は、いかにも手づくり風の具がたっぷり。スパイスが効いていて、良い香り。とっても柔らかな生地に、野菜とお肉が沢山入っている。
鶏肉のハムのサンド（写真下）のパンは、ハード系かと思いきや、意外にもとても柔らかな生地。自家製の鶏肉のハムがサンドされ、素材を活かしたナチュラルな味わいに仕上げてある。これは、もう少しソースが効いていても良いかもしれない。
あんぱん（写真上　右）は、ベーグルのような弾力ある生地を想像していたが、つかむとつぶれてしまうほどの柔らかさ。この柔らかさが、餡とマッチして、ものすごくおいしい。餡もなめらかで優しい甘さ。「もう、お腹いっぱい」と思いながら口にしたが、ぺろりと食べられてしまう。これは、2個も3個も食べられてしまいそうなおいしさ。
“リュミエール・ドゥ・ベー”のパンはどれも、作者の人柄を表すような、優しさを感じるものばかりだった。生地にも具材にも特徴があって、印象に残る、とてもおいしいパンだった。

「すごく良いお店だったね〜」お店を出て、二人で声を合わせて口にした言葉。「どれにしようか選ぶのが、雑貨屋さんに居るみたいに楽しかった」と夫。
何故だろう。“リュミエール・ドゥ・ベー”は、お店に入って、並べられたパンとその向こうの店主の姿を見た瞬間、「ここのパンは、おいしいに違いない」と確信してしまうお店だった。それは、店主の真摯な姿勢と感覚の良さが、一瞬にして感じ取れたからだろうか。
「家の近くに、こんなパン屋さんがあればいいのに。」そんな風に思わせてくれる、本当にステキなお店だった。

着付けを習って1年半。教室の仲間と始めた毎月一回の、「着物でお出かけの会」も丸一年が経った。
「着物初心者にはまだ早い」と、ずっと避けていた場所、銀座。今月は思い切って、その銀座にデビュー。銀座一丁目駅から程近い、“リストランテ フィオレンツァ”で5人でランチ。

１時に訪れると、店内はビジネスタイムが終わり一段落したところのよう。さわやかな男性スタッフが、にこやかに席に案内して下さった。
頂いたのは¥2100のパスタコース。その内容は、前菜、メインのパスタ、デザート、飲み物。
前菜は、グリーンサラダにハム等色々なものが少しずつ盛り合わせられたもの。その盛り合わせのひとつひとつがとてもおいしい。
メインのパスタは、5種類の中から、私はシラスとフレッシュトマトを選択。麺は、カッペーリーニのような極細。こんなに細いのに丁度良い茹で加減。コクがあってとてもおいしい！
デザートは、カボチャのブリンをオーダー。プレートにはプリンの他に、少しずつだが、マンゴーが入った冷たいお菓子とフルーツが盛られている。こんな風に、いくつか盛り合わせられていると、とても嬉しい。
飲みのもに選んだのはカプチーノ。このカプチーノ、コーヒーが濃くてかなりビター。生まれてから飲んだカプチーノの中で一番濃い！と思うほど。でもその苦みがデザートとマッチ。
そして、お料理と一緒にサービスされたのが、写真のフォカッチャ。もっちりしっとりとし、とてもおいしい。

このコース、ランチだからという手抜かりは一切無し。一つ一つが本当においしく、とても満足な味わい。これでこのお値段は、とってもお得だと思う。
加えて、スタッフの方との何気ない会話が、気持ちと雰囲気を和ませてくれた。こうした、スタッフの方のおもてなしの心が、お料理のおいしさをより増していたように感じる。
お店の雰囲気も、清潔で品があり、落ち着いていて心地良い。

お店を出る時、若い二人のスタッフに笑顔で見送って頂きながら、「今年行ったお店の中でNo1.かも…」と心の中でつぶやいた。

土曜日に訪れた“ロワンモンターニュ”で買った、初めて見たパン2種で朝食。
大納言と栗の入ったパン（右）は、原型はアルファベットのSのようなヒョロヒョロとした形。バゲットのような、皮がパリッとし、中がモチッとした生地に、たっぷりの大納言とところどころに栗が入っている。おいしい！具の甘みと生地の感じがとてもマッチしている。生地自体も、味わいがあっておいしい。1cmほどにスライスして頂いたら、ティータイムのおやつになりそうだ。
チーズベーグル（左）は、中にも外にもチーズがたっぷり。生地はキメが細かくもっちり。皮はパリッとしている。噛み応えがあって、噛んでいると味わいがある。こちらもとてもおいしい。

そう言えば、土曜日にイートインした、チキンとクリームチーズのベーグルサンドも、具がおいしいのはもちろんのこと、冷たくても生地が固く無く、とてもおいしかった。“ロワンモンターニュ”のベーグルは、「ムギュ」とか「モッチモチ」というのでは無く、なんだかもう少し繊細で「お上品なベーグル」という印象。
同じ日、久し振りに食べたカレーパンも、生地が独特のもちもち加減で、ものすごく美味しかった。あの生地、また食べたい…。

「買っても、すぐに使わなくなってしまうかも…」と、約一年迷い続け…、「でもやっぱり欲しい！」と、ついに買ってしまったホットサンドメーカー。
一昨日荷物が届いて、昨日“ロワンモンターニュ”で“生クリーム食パン(8枚切り)”を2斤も買い込み、準備万端！そして本日、いよいよデビュー。

最初はやっぱりオーソドックスに、ハム＆チーズのホットサンド。具をはさんだパンを入れ、待つ事4分。蓋を開けると、「おぉ〜っ」おいしそうに焼き上がっている。
頂いてみると、外はスナック菓子のようにパリッ。そして中はふんわり。密閉されている分、トースターで作ったホットサンドとは、このふんわり感が違う。「おいしい〜」。ちょっと感激。

次は何をはさもう。あれもこれもと浮かんで来て、しばらくホットサンドにハマってしまいそう。

今日は、以前の職場の仲間3人で、ランチ忘年会。
すっかり気に入ってしまった「平日13時からのお得なランチコース(¥2,000)」を頂きに、青山の“アンカシェット”へ。
このランチを頂くのは、これで3度目。前菜、メイン、デザート盛り合わせ、飲み物のこのコースは、それぞれボリュームたっぷりで、とても満足な味わい。その名の通り、本当にお得！今日はこのコースにグラスワインを一杯だけプラス。
お料理と一緒にサービスされたのが、写真のパン2種。フォカッチャとライ麦が入ったパン。どちらもしっとりとし、食べやすい。すぐに籠が空になり、お替わりを頂く。
3人が同じ職場に居たのは、もう10年以上前。今はそれぞれの時間を過ごしているが、会うと何だか盛り上がり、喋って笑って、あっという間に時間が過ぎる。
気付くと、最後のお客さんになっていた。カフェへ移動し、もうひと喋り。
帰路に着く頃、今日も二人から沢山元気を貰っていた。

昨日、池袋へ母のお誕生日プレゼントを買いにいく。買い物の後、夫は家電量販店へ行くというので、ちょっとだけ別行動。私は雑誌で見て気になっていた“ラシーヌ”へ。

駅から少し離れていて、地下という分かり辛い場所にありながら、お店はかなりの込み具合。ビストロのウエイティング客が何組かいらっしゃるよう。店内は、とても可愛らしくお洒落な雰囲気。一歩入った瞬間に、その人気の理由が伺える。雰囲気の良さに、パンもおいしいに違いないと、ついつい買い込んでしまう。

今日は、その買い込んで来た“ラシーヌ”のパンで朝食。
クランベリー&クリームチーズのパン、イチジクのパン、そして栗のパンの3種。
クランベリー&クリームチーズのパン、イチジクのパンは、具がたっぷり。具の味を引き立たせるためか、生地は軽めでとてもあっさりとした味わい。
栗のパンは、皮がサクッとし、歯切れが良い。この食感、がとても心地良い。

今朝は、久し振りの“アトリエ・ド・マヌビッシュ”の“パン・ド・ミ”。厚切りにしてトーストにする。
こちらの“パン・ド・ミ”は、やっぱりミミが、カリカリとしておいしい。そして久し振りに頂いてみて、割と甘みがあることに、改めて気付く。この甘みが、食べやすさの秘密なのかな。

なるべく控えるようにしているが、マフィンやパウンドケーキ等、実はバターたっぷりの焼き菓子が大好き。中でもスコーンは、かなり好きで、おいしいスコーンのお店があると知ると、つい行きたくなってしまう。
今日、お茶の水へ出かけた帰り、雑誌で見てずっと気になっていた、“コナノコスコーン”に寄ってみた。

店名から受ける印象通りの可愛らしい店内。棚には、ちょっと小振りな様々なスコーンが、おもちゃのように並んでいる。どれも可愛くて、おいしそうで、「決められな〜い！」と悲鳴を上げたくなってしまうほど。「さくふわ」「ざくほろ」「ざくざく」「自家製酵母」と、食感にも種類があって、余計に迷う。説明書きを一つ一つ読み、姿をじっくりながめ、迷いに迷って、7種類選ぶ。

夕食後、一番人気だという“バニラビーンズ(さくふわ)(右¥130)”と“紅茶オレンジ(ざくざく)(右¥150)”を頂く。
“バニラビーンズ”は、外はさっくり、中はふわっ。甘さ抑えめで、シンプルな味わい。
“紅茶オレンジ”は、口にすると紅茶とオレンジピールの香り。こちらも甘さ抑えめ。ザクッとした食感が、心地良い。スコーンに、ビスケットのような食感を求める私には、“紅茶オレンジ”はかなり好み。
他のスコーンも、どんな味わいか、頂くのがとても楽しみ。