一泊二日で軽井沢を訪れた。帰京する日、パン屋さんがいくつか並ぶ軽井沢銀座通りの中でもひときわ賑わう“ブランジェ浅野屋”の中の“レストラン シェマリー”で昼食を取った。ランチには、パンとサラダがサービスされる。パンはもちろん“ブランジェ浅野屋”の焼き立てパンで、お替わり自由だ。
“ビーフシチュー”と“ロールキャベツ”(どちらも\2,000)を注文。早速サラダと一緒にスライスされ篭に盛られた3種類のパンが運ばれてくる。どれも、ほんのり暖かく、良い香りを放っている。“バタースプリット”は、トップにバターを載せて焼かれた食パン。さっくりしている。“ライチョップ”は、ライ麦のパン。酸味は無く、食べやすい。“パンオノア”は、くるみが香ばしい。サラダを挟んだり、お料理のソースをつけたりして頂いているうちに、パンの篭はすぐ空に。それに気付いたスタッフが「パンのお替わりはいかがですか?」と、また違った種類のパンを運んで来てくれた。今度は“バゲット”と“フルーツライ”。バゲットは皮がパリッとし、中は口で溶ける感じ。“フルーツライ”はドライフルーツがたっぷり入ったパン。オレンジピールの香りがとても良い。
もっとパンを食べたい!という気持ちと裏腹に、ボリュームあるお料理でお腹は一杯。3回目のパンのお替わりは諦める。
奥まった場所にある隠れ家的な店内は、落ち着いた雰囲気で居心地が良い。都会的なサービスのスタッフはとても感じが良く、快適な時間が過ごせた。
ランチで食べたパンの内、一番気に入った“フルーツライ”を買って帰ろうと店頭で尋ねてみると、なんと売り切れ!“フルーツライ”は“ブランジェ浅野屋”の一番人気のパンなのだそうだ。
(2004.5)
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