パリのパン屋さん　Hilaire

	バスチーユのパン屋さん	(M)1,5 Bastille

宿の近くを散策していると素敵な外観のパン屋さんを沢山見つける。しかし注意して見ると外観が奇麗でも、いつ通っても誰もいないパン屋さんがある。
それに比べ、ここは決して華やかな外観では無いが、いつ通っても常にお店の中に3～5人位の人が並んでいる。そういえば去年、ここの前を通った時にも列が出来ていた。バスチーユ広場からrue Saint Antoine通りに入ってすぐ。バスチーユ広場を背に左側の赤いテントのお店。去年は、気になりながらも通り過ぎたが、今年は入ってみる。
手際良くお客様にパンを渡していくスタッフ。すぐに番が回ってきてしまう。まだ決まらない。テンポを乱してしまう。緊張していて余計に決まらない。キョロキョロと迷った挙句、一番おいしそうに見えたパンコンプレと、ショーケースの上で目に付いたヴィエノ・オ・ショコラ、そしてクロワッサンを買う。
早速口にしたクロワッサンは、表面がカリッとしていて、ほんのりバターの香り。かすかな甘みが丁度良い、あっさりした味。やはり列が出来るところにはおいしいパンが並んでいると実感。(2002.12)

Pain Conplet
いかにもおいしそうに焼き上がったパンコンプレ。1センチ程にスライスしてみる。香りが物凄く豊か。さっとトーストするとサックリ軽い食感。いくらでも食べられそう。そのままでも粉の味が感じられ充分においしいが、この生地にはジャムが良く合う。おいしさがより一層引き出されるようだ。パンコンプレ

ヴィエノ・オ・ショコラ Vienncise au Choclet
長さ50センチはある巨大ヴィエノ・オ・ショコラ。一口分ちぎって口にいれてみる。モッタリとした生地にチョコチップがたっぷり。なんとも特徴ある食感。最初の一口をまだ飲み込まないうちに、指が次の一口をちぎっている。止まらない！これはもう癖になる味！けれどこのサイズ。なかなか減らない。2人で食べ終るのに2日がかり。時間が経ってもおいしさは変らなかった。